モッサンさんの北海道〜大阪府の旅行記
”きた北海道フリーパス”を使い果たす!4泊5日の旅
- 1日目2017年6月15日(木)
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関空第2ターミナルを8時10分に離陸したPeach便は10時10分に新千歳空港空港に到着。セールで格安で予約したので¥2,990!
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無事北海道初上陸!新千歳空港は20店舗以上が鎬を削る、ソフトクリーム激戦区。戦場を一回りして、最もトキめいた定番・LeTAOで決定。名物チーズケーキ"ドゥーブルフロマージュ"を使った"パルフェフロマージュ”うんまい!あと2〜3種類いきたいトコだが、お腹が追い付かぬ。
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JR新千歳空港駅
Peachまたはバニラエアの搭乗者のみ、当日のエアチケット持参でのみ購入できる”きた北海道フリーパス”を新千歳空港駅のみどりの窓口で購入!¥12,500で購入日から連続した4日間に限り特急を含めた電車に乗り放題の破格なフリーパス(※4日間で元を取れたのかどうか、詳しくは5日目の記事を参照)。早速、快速エアポートに乗り込み、まずは札幌へ。
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札幌駅到着。初めての札幌の街をぶらぶらしていたら見つけた北海道庁旧本庁舎。思わず中入ったら、惹かれる展示多くて想定外の長居してしまった。樺太と北方領土の展示が興味深すぎ。時間足りない!
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初めましての街ではベタを攻めるのが流儀。さっぽろテレビ塔、昇ってきた。過ぎ行く時代に屈せず聳えるノスタルジー。展望室の狭さが味わい深い。
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北海道最初のメシはスープカレー。テレビ塔近くの”ピカンティ”。選べるスープはあっさり系、コースは”野菜のススメ”、辛さは中辛の1つ下、そこに甘海老の唐揚げトッピング。クセになる辛さ、うんまい!
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せわしく札幌を後にし小樽へ移動。小樽駅の1つ手前、起伏のある中に舎を構える南小樽で下車。小樽の街を南側から攻めてみる。坂を下ると”メルヘン交差点”なる五差路。オルゴール館とLeTAOの本店があって人ガヤガヤ。
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北一硝子の旧い建物をリノベったティーサロン”北一ホール”。麻布の高級フレンチかってくらいの暗さ。優しい灯りのシャンデリアと屋根や壁の木組みが素晴らしい。まるでシンフォニーホール。本日2コ目のアイス、ハスカップフロート頂きます。
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小樽駅からバスに乗って、どんだけな勾配の坂道を登りやってきた”天狗山ロープウェイ”。雨降りなのでモヤってるけどなかなかの景色!
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陽が暮れてくると幻想的な夜景。函館・函館山と札幌・藻岩山からの夜景に並ぶ"北海道三大夜景"。6月ですが、雨のせいか夜はまだまだ冷える!
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小樽を後にし、札幌駅からすすきのへ移動!そして本日の大一番!羅臼の新鮮な海産物を提供する"はちきょう"にて、いくらにマミレル”つっこ飯”!こぼれいくらの名の通り、どう攻めようとこぼれまくる!
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SPA HOTEL ソーレすすきの
お腹も気持ちも思い出もいっぱいの中、すすきののカプセルホテルに移動!新しいホテルなのか、スタイリッシュな照明と設えで落ち着いた館内。歩き回った身体を、早速大浴場で癒されました!ベッドスペースも静かで快眠、1日目が終了。
- 2日目2017年6月16日(金)
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札幌駅
チェックインが早めに済みすぎたので、すすきのから札幌駅まで早朝の札幌を歩いてみる。札幌駅に着いたら、今日から"きた北海道フリーパス"の効力を行使する!7時半発の"特急宗谷"で一気に北の果てへひとっ跳び!朝イチ便のため、自由席のホームはなかなか混んでます。
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"特急宗谷"は立ち客が居る程混んでいたが旭川で一気に下車。そこからは名寄など一駅ごとに少しずつ減り続け、それとともに車窓の風景も長閑に。途中並走する天塩川はゆったりと流れ勇壮、幌延あたりでは牧歌的な風景が広がり、牛や馬が見られます。5時間10分をかけてやっと稚内駅到着。陸路です進むと北海道の広大さを身をもって体感できる!疲れた!
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宗谷岬が稚内にある事は知っていたが、稚内駅から路線バスに乗ってさらに50分乗る場所にある!とにかく人の姿をあまり見かけない稚内にありあがらも、日本最北端のモニュメントはやはり人気のようで、そこそこ賑わっている!1日数本しかないので、バスで来られる方は事前に宗谷バスの時刻表を調べてから行かれてください!
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6月でも肌寒く強い風が吹き荒ぶ宗谷岬。その中でも健気に咲く草木が力強い。眼前に広がる大海原が浪漫に満ちてて晴れやかな気持ちに包まれる。稚内に来たらマストで訪れたい場所です!
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宗谷岬を望む高台に昇ると、北の最果てに相応しい侘しさを醸しています。晴れの日は遠くサハリンも見られるようです。
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宗谷岬を望む高台にある食堂"間宮堂"。ほったて小屋のような造りが何とも哀愁を感じる。ココの名物は"塩ホタテラーメン"!大きなホタテゆえ沈んで見えなくなってしまうのが何とも皮肉。磯の香りがしっかり感じる塩味のスープが冷えた身体に沁み渡る!店員さんも塩対応ですが、そこは悪しからず(笑)。
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宗谷岬に到着した路線バスを下車してから帰りの稚内駅行のバスまで1時間ちょっと。ゆっくりしたいところですが、テンポアップで宗谷岬を見て回りました。帰路も50分かけて稚内駅へ戻り小休止。次の目的地・夕焼けのノシャップ岬まで少し時間があったので、"北防波堤ドーム"に立ち寄りノシャップ岬まで約4kmの道程、海沿いを歩いていきました。稚内駅〜ノシャップ岬まで、時間ない方は宗谷バスの路線バスでどうぞ!
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稚内のもう1つの岬"ノシャップ岬"、太陽が沈む時間に到着。利尻富士もばっちり見える。宗谷岬とは雰囲気も見える景色も違う、そんな距離離れていないような気がするが不思議だ!にしてもとても寒いです。
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JR南稚内駅
稚内駅からノシャップ岬までは歩いてきたが、帰りは路線バスに乗って稚内駅へ。稚内駅で少しのんびりし、20時11分・稚内駅発の終電に乗り込み1駅先の南稚内駅へ。終電早すぎるのにも驚いたが、乗客が自分1人だけっていう…。
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ANAクラウンホテルやドーミーインなどキレイなホテルが多い稚内駅に比べ、南稚内駅周辺はホテルの数こそ少なくないものの小規模のホテルが多数。この時期は稚内港近くのホテルは礼文・利尻観光需要で価格が高いため、安さ重視のコチラのホテルに宿泊しました。施設は旧いですが清潔にされていて問題なしでした。複数で泊まる時はもうちょいキレイなホテルに泊まりたいですが、1人であれば十分!2日目も無事終了。
- 3日目2017年6月17日(土)
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稚内フェリーターミナル
礼文島行、朝イチのハートランドフェリーは6時20分出航。フェリーターミナルには早めに着いておきたいし、まだバスも運行していないのでホテルから港までは歩きだったので、逆算して5時過ぎには宿をチェックアウト。港町と言えど早朝の稚内はまだまだ静か、ただしフェリーターミナルは賑やかで、その殆どが礼文島へ航るハイカーのシルバー様方。予約せずでも乗船出来ましたが、船内はとても混んでて早朝だというのに賑やかでした…。
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約1時間半の航路は無事に礼文島の香深港に着岸。礼文島内はそこそこ広く足もないので、事前に申し込んでおいた観光ツアーバスに身を委ねました(団体行動嫌いですがやむを得ず)。香深港フェリーターミナルすぐの場所でバスに乗り込み、最初の目的地へ。小さな漁村・西上泊から歩いてすぐの崖の上にある澄海岬。日本海の劇的な気候のおかげで、霧が立ち込めていると思うと、ふと晴れ渡り爽快な蒼の世界が広がります。南国かと思わせれる程に透明度の高い海の蒼に、どこまでも広がる空の蒼。息を呑む絶景が広がります!
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バスに戻り次の目的地へ向けさらに北上!到着したスコトン岬は、岬の先にトド漁で栄えたが現在は無人島となる"トド島"やサハリンをも望む礼文島の北限。岬唯一の売店"島の人"は、ただの売店と侮る事なかれ、新千歳空港や二子玉高島屋にも店を構える繁盛店。利尻昆布やサーモンの昆布巻(これ凄くオススメ!)など、礼文島土産はココで買う事をオススメします!ついでに利尻昆布のソフトクリームを食べる事を忘れずに!
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礼文島の北側にある2つの岬を巡ったバスは進路を南へ。出発点・香深の街を通過し、礼文島の南北を連なる山を貫通するトンネルを走り西側の海岸へ。礼文島の中でも最も"僻地感"を感じるエリア。ゴロっとした岩が多い、自然の雄大さが感じられる展望台です。
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展望台から望む崖の下には、テレビでも度々取り上げられている、噂のハイテンション宿"桃岩荘"!宿のスタッフから歌や踊りを披露され、泊まり客にもその高いテンションを否が応でもシェアされる、一個人としては何があっても訪れる事ないだろう宿。立地的にもまさに"島流し"の様相。
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観光ツアーバスの最後は"北のカナリアパーク"。2012年公開の映画"北のカナリアたち"のロケのために建てられたオープンセットが見学できる施設。大好きな湊かなえ作品、原作は読んでいたものの映画は観ておらず。小さな校舎ながら作品のプロダクションノートや撮影秘話などの展示パネルがたくさんで見応え抜群!何よりその作品がまさにここで撮影したんだ!という高揚感。作品を観た上で来ていたら感激もひとしおで、贅沢な空間に身を置けたんだろなーと、最大の後悔を頂きました。
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香深港フェリーターミナル
8時半に香深港を発車したツアーバスは旅程を終え12時半に香深港へ到着。4時間の行程でしたが、各ポイントゆっくり見学できてあっちゅー間の半日コースで大満足でした!ここらで昼飯な気分でフェリーターミナル周辺のお店を色々見て回りましたが、どこも満席!次の船の時間も迫っていたため昼飯はパスしました。ハイシーズンの礼文島は、ランチ難民に気を付けた方がよいかもしれません!稚内へ戻るフェリーは利尻島・鷲泊港経由だったため、利尻富士が大迫力で見えるおまけ付の航路。直行便より少し時間は要しますが、礼文島のみへしか航らない方は、「あえての鷲泊港経由便」をチョイスするのも良いかもです!
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澄みきった空気と鮮やかな海と緑に癒された稚内とはお別れ。行きに乗ってきた列車と同じ、1日1往復の"特急宗谷"で南下。
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JR旭川駅
稚内から旭川へ、地図で見る限りそんなに遠くない距離のイメージだったが、その実特急で3時間40分。まだ明るかった稚内から夜の旭川に到着。9時も過ぎた時間ながら、旭川駅ホームは優しい照明に包まれて安堵感すら覚える温かさ。一路、ホテルへ!
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旭川駅から5分程度、ルートインにチェックイン!大浴場は決して広くはないが、しっかり癒された!安定のぐっすり眠で、3日目も無事終了!
- 4日目2017年6月18日(日)
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JR旭川駅
初日は絶対に乗り遅れできない朝イチのPeach便、翌日も早朝の特急、その翌日も6時台のフェリー、と早起き続きの3日間から今朝は解放!ゆったり起きてホテルの朝ビュッフェをいただき出発!9時前出発のローカル線・富良野線で南下。
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JR美瑛駅
旭川から30分たらずで美瑛駅に到着。駅前の観光案内所"四季の情報館"にて、事前に予約していたツアーバスのチケットを受け取りバスに乗車。礼文島と同様、短い時間で距離のある観光地を効率的に周れる観光ツアーバスを美瑛でも利用し、青い池などを周ります!
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美瑛駅を出発したツアーバスは数kmにも及ぶ直線道路を走り"白金 青い池"に到着。快晴に恵まれ、なかなかの高い気温ながら風が心地良く、太陽光が池に降り注ぎいっそう映えるコバルトブルーをしています。ため息の出る絶景!
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次の目的地は"四季彩の丘"。日曜の昼過ぎという事もありとても賑やかでしたが、広い園内で快適に過ごせました。大雪山や旭岳が一望できるロケーションに色とりどりの花が咲き誇って絵画のような絶景。北海道キター!という景色がそこにあります。
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"四季彩の丘"にはアルパカ牧場があります。大人ひとりでも、葉野菜のご飯を夢中であげていました。白アルパカ・茶アルパカ・黒アルパカとこちらも色とりどりで、お気に入りの一匹を見つけてください!飼育員さんによる、それぞれの特徴を捉えた説明POPもオモロいです♪
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戀や
美瑛町(上川郡)
"青い池"や"四季彩の丘"など美瑛の観光地を一頻り巡った観光ツアーバスは美瑛駅に戻り終了。富良野へ行く電車待ちの間に腹ごしらえで立ち寄りました。ランチタイム真っ最中でなかなか混んでる店内。駅前の食堂だけあり、一通り揃う食堂メニューの中から一押しの"つけカレーうどん"を注文。運ばれてきたトレーにはなぜか一杯の牛乳の姿が。北海道の文化なのかなーとか、辛くなった口を最後にリセットする役割かなーとか、勝手に解釈してミルクは〆に飲みましたが、後日ネットで調べたら全く逆でした。あの牛乳は"ウェルカムミルク"らしく食前に頂く、美瑛産の由緒正しいミルクらしい。ここ以外にも「美瑛カレーうどん」をいただけるお店は町内にたくさんあるらしいので、お好みのお店で味わってみて下さい♪
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JRラベンダー畑駅
”ラベンダー畑”という名の駅。夏のハイシーズン中のみ、旭川〜富良野間を走るシーズン限定列車"富良野・美瑛ノロッコ号"だけが停車する臨時駅。美瑛駅からそのノロッコ号に乗り込み、開放的な客車では心地良い風が抜け、ウトウトと癒しの時間になりました。”ラベンダー畑駅”の降車客の殆どは、徒歩5分のところにある"ファーム富田"!例に漏れず、自分もファーム富田を目指します!
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ガイドブックでは必ず掲載されるあの一面の"紫の絨毯"!訪れた6月中旬はその風景の少し前で、見頃はもうちょっと先との事。それでも早咲きの品種は既に咲いていて、ラベンダーを楽しむことが出来ました。
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ラベンダーの開花状況はどうあれ、ラベンダーソフトクリームはいつでも待っていてくれています。大変な人の手が要かってるだろうこんだけの広大なガーデンが入場料無料とは凄い事!せめてもお土産とフードなど存分に消費して、還元しましょう!
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JR富良野駅
"ファーム富田"では2〜3時間の癒しの時間を過ごし、再びノロッコ号に乗車し富良野駅へ。絶景で終始癒されっぱなしだった美瑛・富良野とはここでお別れ。夏だけの臨時特急"ラベンダーエクスプレス"で、普段なら滝川で乗換えが必要な区間を、札幌まで直通でビューン!
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札幌駅到着。当初の予定では藻岩山の夜景が見たかったが、夜景鑑賞に最も適する時間"ブルーモーメント"に間に合いそうになかったので、今回はコチラで。駅直上で便利すぎる立地にありながら、札幌には超高層の建物がそれほどないため、360°ぐるり見渡せる景色が楽しめる!石狩湾や煌びやかなすすきの、北大のグリーンまで見渡せ、札幌の街の位置関係が手に取るように丸わかる!
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北海道最後の夜メシは、まだ食べてなかったジンギスカン!ひとり旅だけど、ジンギスカンは絶対食べたい!と思い、ひとりジンギスカンを食べられるお店として出てきたのがココ!厨房を囲んだカウンター形式の座席が殆どなので、"一人席"とあてがわれる"特別感"や"背徳感"に苛まれる事なくジンギスカンを楽しめます。何を頼めばよいか、またジンギスカンの食べ方や流儀が解らなかったのですが、威勢の良い店員さんに親切にナビしていただきました!人気店で結構並びます!
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SPA HOTEL ソーレすすきの
初日夜に泊まったホテルに再訪。たくさんの思い出と同じくらいの疲労感。大浴場で癒される!4日目も無事終了!明日は家路につく飲み。
- 5日目2017年6月19日(月)
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JR新千歳空港駅
札幌での朝飯はパスしてそそくさと新千歳空港へ!木曜に札幌に到着してからの4日間相棒だったフリーパスは昨日で失効したので、今日の快速エアポートは正規運賃で乗車します。4日間の道程を精算すると、合計¥25,570がフリーパス使って¥12,500で乗り倒した!なかなか模範的な行程だったのでは! ★新千歳空港→札幌 ¥1,070(快速エアポート) ★札幌→南小樽 ¥640 ★小樽→札幌 ¥640 ★札幌→稚内 ¥9,930(特急宗谷) ★稚内→旭川 ¥7,780(特急宗谷) ★旭川→美瑛 ¥540 ★美瑛→ラベンダー畑 ¥450(ノロッコ号) ★ラベンダー畑→富良野 ¥230(ノロッコ号) ★富良野→札幌 ¥4,290(ラベンダーエクスプレス)
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帰路の新千歳空港へは早めに向かうのがオススメ!そのワケは、空港内にある"Royce' Chocolate World(ロイズチョコレートワールド)"!ロイズのチョコレートの歴史や製造工程が学べる展示に広々のお土産スペース、そしてベーカリーも!ベーカリーでは、ここでしか食べられない衝撃の板チョコパン"グテ"が食べられます。ロイズの12片の板チョコ1枚が丸ごと挟んだ衝撃ビジュアルながら、不思議とくどくなく食べられます!横にあるスタバでブラックを頼むと、Goodペアリングで楽しめます!これにて怒涛の北海道旅は終了。関空に向け、思い出に浸りながらのフライトでした。
”きた北海道フリーパス”を使い果たす!4泊5日の旅
1日目の旅ルート
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2017/9/13(水) 〜 2017/9/15(金)
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夏の間、大阪に短期滞在。宮崎へ真っ直ぐ帰るのも勿体無いので、大阪から松山〜別府とフェリーで航り大...
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