ニコちゃんさんの山梨県〜富山県の旅行記
黒部アルペンルート〜宇奈月温泉〜黒部峡谷
- 1日目2019年7月25日(木)
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立山黒部アルペンルート長野側の出発地である扇沢に10時少し前に到着。 10年くらい前に黒部ダムまでは行った事がありますが、その先は初めてなのでワクワク。 曇りのち雨の予報が気になるところ。
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今回は終点までは行かず、扇沢から途中の室堂までを往復します。
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関電トンネルトロリーバス
大町市
1964年から54年間、扇沢〜黒部ダム間をトロリーバスが結んでいましたが、今年の4月から電気バスに変わりました。 10時発のバスに乗り込み出発! 関電トンネルの途中で、建設工事の最難関だった80mに及ぶ破砕帯を通り長野から富山への県境を越えます。 16分で黒部ダムに到着。
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黒部ダム駅に到着して220段の地中階段をのぼりダム展望台へ。
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6月26日〜10月15日まで行われる観光放水。毎秒10tの水が噴出していて大迫力です。 でも曇っていて放水に架かる虹は見られないな…と少しガッカリ。
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ダム湖を30分かけて周遊する遊覧船ガルベが見えました。 紅葉の時期に乗船してみたい!
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関電トンネルの破砕帯から湧出するお水「黒部の湧水」が飲めます。
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雲が流れて青空が広がり、雪が残る立山連峰がクッキリと見えてきました。
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階段を下りて放水観覧ステージまで移動してくると、晴れてきたおかげで放水に虹が架かりました。
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諦めていた分、虹が架かってテンションが上がり、ここから更に130段の階段を下りて、レインボーテラスまで行ってみます。
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レインボーテラスに立つと、風向きによっては放水の飛沫がかかりそう。
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特設会場に入ってみます。
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特設会場内にはダム建設工事のパネル展示や映画「黒部の太陽」のトンネルセットのレプリカがありました。 ヘルメットとツルハシを貸し出して記念撮影を出来るようにしたら面白そう。
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階段を上ってダム堰堤の高さまで戻って奥に進むと、殉職者慰霊碑が。 黒部ダムの建設工事は171人もの犠牲者が出た難工事でした。
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黒部ダムのご当地キャラクター「くろにょん」がいました。 スタッフにカメラを渡して、くろにょんと一緒に記念撮影しちゃいました。
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ケーブルカーの黒部湖駅を目指してダムの堰堤を歩いて行くとダムの中心に。
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ダムの中心から下を覗くとこんな感じ。 堰堤の高さは186mもあります。
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黒部湖駅からケーブルカーに乗って黒部平に向かいます。 最大勾配31度の傾斜が凄い!
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5分で黒部平駅に到着。
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黒部平でしか食べられない立山ブラックソフトクリームは帰りに食べることにして、先を急ぐことに。 次はロープウェイに乗り換えて大観峰を目指します。
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ロープウェイに乗り込み前方を確保。 標高差500m、1.7kmの距離を7分で一気に上ります。 この辺りは雪崩が多い為、支柱がのみ込まれないよう途中に支柱が1本もないワンスパン方式のロープウェイ。 その分、眺めも良くて一石二鳥です。
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大観峰近くに来ると下りのロープウェイとすれ違いました。
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ロープウェイを下りて階段をのぼり、展望台に向かいます。 階段に残りの段数とがんばれの文字(笑)
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大観峰雲上テラスには椅子とテーブルが置いてあるので、絶景を眺めながら休憩出来ます。
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標高2316mの大観峰からは、後立山連峰と黒部湖が見渡せて絶景です。 晴れて良かった!
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大観峰から立山トンネルトロリーバスで移動し、室堂ターミナルへ。 ターミナルを出てすぐ、人だかりが出来ている場所があり近寄ってみると立山玉殿の湧水でした。 立山トンネルの破砕帯から噴出している冷たい水で、ペットボトルに汲んで行く人も沢山いました。
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立山玉殿の湧水の近くにある立山の石碑前は、記念撮影をする外国人観光客に人気。
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みくりが池方面に歩いていると、あちこちで高山植物が咲いていました。 紅葉や雪景色もいいけれど、お花は夏ならではの楽しみ。
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1番多く咲いていたのがチングルマ。
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イワカガミ
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タカネニガナ
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みくりが池に到着したものの空がドンヨリ曇っているので水面が鉛色…。 お願い晴れて〜! 池の周りには雪が残っていました。
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池の近くに咲いていたチングルマと残雪。 標高の高い場所ならではの景色ですね。
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晴れろ晴れろと思いながら遊歩道に沿って歩いていると、山を覆っていた雲が流れてきたような…。
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更に歩いていると硫黄の香りが漂ってきて、左手奥に箱根の大涌谷のような光景が見えました。 以前はこの地獄谷の近くまで行けたそうですが、火山ガス活動が活発になり、今は立ち入り禁止になっています。 この地獄谷から湧出したお湯は、みくりが池温泉などに引かれているそうです。
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もう少しで雲が切れそうなので、みくりが池で粘ることに。 少し青空も見えてきました。
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スカッと青空…という訳にはいきませんでしたが、山の頂上まで見えたので良かったです。 最初に見た鉛色の水面を思えば充分満足。
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この石畳の遊歩道…個人的には歩きにくいなと感じました。
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ここで池の周りを半周したのかな? 池の向こうに室堂ターミナルが見えました。
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立山室堂山荘まで来ました。 日本一古い木造の山小屋は、この奥だったみたいです。 どうりで随分綺麗だと思いました(笑) 建物の前には林間学校の生徒さん達が整列して先生の説明を聞いていたので、邪魔をしないようすぐに通り過ぎちゃいました。
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みくりが池が遠くなりました。 この辺りにはチングルマが沢山咲いています。
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室堂ターミナルに到着。 遅めのランチにしようとレストラン立山へ。 13時半がラストオーダーでしたが、ギリギリ5分前に入店。 ローストビーフ丼を頂きました。
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関電トンネルのトロリーバスが電気バスに変わったので、この雄山を貫通したトンネルを通って室堂〜大観峰を結ぶトロリーバスが日本で唯一の存在になりました。
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大観峰から黒部平までロープウェイに乗車。 混雑していましたが帰りも何とか前のスペースを確保出来ました。
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ロープウェイの窓から黒部湖を進む遊覧船ガルベも見えました。
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黒部平に到着。 さっきはケーブルカーからロープウェイにすぐ乗り換えてしまいましたが、帰りもあまり時間がありません。
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立山ブラックソフトクリームだけは食べておかないと!と急いで食べました。 かなり濃厚なビターチョコレート味で、唇や歯が黒くなって笑っちゃいました。 美味しいけれど、ちょっと大人の味なので、チビッコはバニラとのミックスがいいかも。
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ケーブルカーで再び黒部ダムに戻り、ダム堰堤を歩いて黒部ダム駅へ。 雄大な眺めです。
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あれ?またあの外階段を上らなきゃならないんだっけ?と一瞬テンションが下がりましたが、堰堤の右奥が黒部ダム駅だったのでホッとしました(笑)
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駅には黒部ダムのミニチュア模型がありました。 そして何故か小銭がいっぱい投げ入れられています。
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電気バスに乗って扇沢駅まで戻って来ました。 破砕帯の写真をバックに記念撮影が出来るフォトスポットがありましたよ。
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扇沢から長野県を北上して新潟県〜富山県とロングドライブ。 18時半前に宇奈月温泉のホテルに到着しました。
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ラウンジの大きな窓の向こうに見える赤い橋は山彦橋と旧山彦橋。
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川側のお部屋からも山彦橋が見えました。
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夕食の前にお風呂へ。 ミンミンゼミとヒグラシの声を聞きながら温泉に浸かってリフレッシュ。 宇奈月温泉の源泉は上流の黒薙から引いているアルカリ性単純泉です。 大浴場の棚湯と大黒部は男女入れ替え制で、チェックインの日は女性が棚湯でした。
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バイキングの夕食。 オープンキッチンスタイルで、天ぷらは揚げたてが食べられます。 和洋中の色んなメニューがありました。
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お寿司も目の前で握って頂けます。
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最後はスイーツでしめました。
- 2日目2019年7月26日(金)
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早起きして5時から入浴出来る大浴場へ。 個人的には昨日の棚湯の方が好きかも。
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朝風呂のあと、ホテルの近くを散歩することに。 富山地方鉄道の宇奈月温泉駅の前には温泉の噴水がありますが、さすがにまだ6時前なので温泉は出ていません。
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駅のホームに停車中のワンマン電車。
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黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。 今日はここからトロッコに乗ります。 早朝なので駅のシャッターは閉まっていました。
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山彦橋が架かる黒部川と、トロッコの線路を見ながら少し坂道を上って行くと…
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トロッコ広場。 顔出しパネルもありました。
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宇奈月駅に引き返し、団体の記念撮影スポットの後ろにトロッコのミニチュアを発見。 よく出来ています。
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ホテルに戻りました。 駅から近いので電車で来ても便利そうです。 一応駅までの送迎もあります。
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朝6時から珈琲等がセルフで頂けるラウンジへ。
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窓に向かって置かれた座り心地の良い椅子。 アーチ型の書庫は黒部峡谷に架かる橋をイメージしているそうです。
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山彦橋を眺めながらカフェラテを頂きました。
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朝食をとり、車はホテルに置かせて頂いてチェックアウト。 宇奈月駅でトロッコのチケットを購入してから、先に出発するトコッコが山彦橋を渡る写真を撮る為、旧山彦橋の上へ。
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旧山彦橋の先も、やまびこ遊歩道になっていて宇奈月ダムまでの片道30分コース、とちの湯までの片道50分コースがあり面白そうです。
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トロッコの普通車に乗り込み、出発して間もなく山彦橋を渡ります。 宿泊したホテルが見えました。
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車内アナウンスの声は富山県出身の室井滋さん。 沿線の見所を楽しく説明してくれます。 宇奈月ダムを通過してすぐ、うなづき湖の湖面橋が見えました。
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ヨーロッパの古城のような建物は、新柳河原発電所。 1993年に宇奈月ダム建設に伴って建てられたそうです。 周りの景色に溶け込んでいますね。
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お猿さん専用の吊り橋もありました(笑)
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25分弱で黒薙駅に到着。
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乗ってきたトコッコは欅平に向かって出発。
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黒薙駅を出発してすぐに渡る橋が後曳橋。 黒部峡谷の中で1番深い谷に架かる橋なので、入山者がその深さに後ずさりした事から付いた名前です。
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黒薙駅の線路を渡って階段をのぼり後曳橋を見下ろすスポットに行ってみましたが、木々が生い茂っているため景観はイマイチ。 同じくその先の水路橋もよく見えなくて残念。
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これは黒薙温泉から宇奈月まで引湯しているパイプかな?
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覆いかぶさるような岩をくぐって黒薙温泉方面に向かう散策路が続きますが、ここで引き返します。
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散策路の所々にコメント付きの標識があります。
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黒薙駅のホームの待合室(クーラーが効いていて快適)で待っていると、時刻表にないトロッコがやって来てあたふた(汗)
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資材を運ぶトロッコだったようで、後曳橋ではなく、その左側のトンネルに入って行きました。
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宇奈月駅行きのトコッコに乗車して戻ります。
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帰りも窓のない普通車に乗車。 暑かったので、ヒンヤリしたトンネル内が気持ち良かったです。
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宇奈月駅までの間に一般客が降りられない駅が2つあり、欅平行きとすれ違いました。
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再び新柳河原発電所。
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山彦橋が見えると、そろそろ宇奈月駅に到着です。
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宇奈月駅から5分程歩いて、やまびこ展望台へ。 朝お散歩したトロッコ広場のすぐ上でした。 ちゃんとトロッコの時刻表もあります。
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蚊の猛攻に耐えながら待っていると、山彦橋手前までやって来たトロッコが見えました。
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やまびこ展望台は、真下の山彦橋を渡って来るトロッコを見下ろす絶景スポットです。 今日は私たち以外に誰もいませんでしたが、紅葉の時期は混雑するのかな?
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7分後、宇奈月駅を出発したトロッコを見てから移動。 今回はトロッコの写真を撮る目的だったので黒薙駅まで往復しただけでしたが、次はやまびこ遊歩道を散策したり、欅平までトロッコに乗ってみたいです。
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ホテルに停めた車に戻る道すがら、宇奈の月を購入。 仙台の名菓、萩の月に色々似ている(笑)
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宇奈月を出て北陸自動車道を走りながら、お昼ごはんを何処で食べようかと立ち寄った名立谷浜サービスエリアでは、お花越しに日本海が見えました。 でも、海鮮が食べたいなと思っていたので、もう少し先に進むことにしました。
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上信越自動車道を走り、妙高市の道の駅に来ました。 国道側からも入れるようになっているので、普通のサービスエリアだと思っていて、少し戸惑いました。 お昼はお寿司にします。
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お昼時は過ぎていましたが、少し待ってから席へ。 氷見港であがった白エビやノドグロ、蟹などを食べましたが、どれも美味しかったです。
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上信越自動車道から長野自動車道に入り、松本城へ。 松本城付近が渋滞気味で、16時半の受付終了までに間に合うかヒヤヒヤしましたが、何とか到着出来ました。 早速黒門から入ります。
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昨年の夏以来、1年ぶりの松本城。 黒い五重天守に月見櫓、花頭窓がある美しいお城です。
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そして急な階段。 昔の人は身長が低かったと思うのですが、和服でこれを上り下りするのは大変だったでしょうね。 この上の階段からは撮影は禁止になっていました。 4〜5階の階段の勾配は61度もあります。
黒部アルペンルート〜宇奈月温泉〜黒部峡谷
1日目の旅ルート
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